評判の樹木葬のデメリットとは?
何かと話題になっている樹木葬ですが、メリットもあればデメリットもあります。
それは主に、管理に関することや心情的な面です。
石のお墓のように墓そのものの掃除は必要ありませんが、樹木の枝の剪定や樹木の周囲の草取りなどの管理は必要です。
また、季節によって葉の予防をしたり落葉を掃いたりする手間も予想できます。
業者に依頼するにしても、金銭的な負担がかかってきます。
もちろん、全く管理を気にせずにそのままの状態にしておく方もいらっしゃいます。
そして、石組みの墓より管理の手間が少ないという考え方もあります。
季節感については、むしろメリットと捉える方もおられます。
管理をどのようにどのくらいまでしていくかのイメージをもち、誰が主体となって進めていくかを決めておくとよいでしょう。
さらに、子や孫世代以降のことも、ある程度視野に入れて考えておくことも大切です。
心理的な面については、樹木葬そのものについての考え方の違いです。
お盆やお彼岸の時期に故人を偲んでお墓参りをする風習は、日本の伝統として根強く残っています。
故人の思いなどを考慮して樹木葬を選んだとしても、その考え方が故人の周囲の人にいきわたるのは、なかなか難しいことと考えられます。
批判的な親戚がいることも予想され、その対応に苦慮するのか、割り切るのかは、家族でしっかり話し合っていく必要があります。
故人の骨が樹木の生長を促すという自然を大切にする気持ちや、季節を感じながら死後も過ごしていきたいという想いを尊重していきたいものです。